何故、日本市場における薪ボイラーは非常に高価なのでしょうか？
理由の一つに日本に流通している薪ボイラーのほとんどは電気を必要とする
火の機器（エアコン）だからです。

本来、“火のある暮らし”とは電気に極力頼らない暮らしであり、
化石燃料がエネルギーの主流になる前（昭和の高度成長期前）の
日本の暮らしでもありました。
便利を追求するが故に、電気に頼りきりの生活は、自分で考える力を無くし
使い捨ての文化が加速しました。

その流れの中、現在日本で流通している薪ボイラーは
殆どが電子制御の大変高価な製品ばかりです。
一般庶民の求める（購入できる）薪ボイラーは
適正価格でシンプルな構造で、
電子制御など使わず人に手で運用出来ること。

それにより壊れにくく、災害時にも役に立つ薪ボイラー（道具）です。
道具は使い込めば、使い込むほど使い手に智慧（経験）が蓄積されます。
そしてその智慧（経験）こそ
（食とエネルギー）自立した地域をつくる原動力です。
身近な木質バイオマス資源を使うことで、
環境にもお財布にも優しいオフグリッドを目指しましょう！